こんにちは!旅行ブロガーのmocoです!
今回の旅のテーマは、"一度は行っておきたい場所を巡る"ということで、修学旅行の定番である奈良を初めて訪れてみました。
東大寺や春日大社といった有名な観光地をはじめ、気の向くまま歩いて見つけたお気に入りの場所など、"わたし"らしい1泊2日奈良ひとり旅の記録です。
ならまちから春日大社へ



近鉄奈良駅に到着し、まず最初に訪れたのは「そば処 季のせ」さん。開店時間の11時を少し過ぎていましたが、待つことなく入ることができました。
わたしが注文したのは、数量限定の十割もりそばと蕎麦焼酎のそば湯割り、そしてタコの唐揚げ!このタコの唐揚げが食べたかったから、「そば処季のせ」さんを選んだと言っても過言ではない!
念願のタコからと蕎麦焼酎で昼間から乾杯。身がしっかりとしていてとても食べがいがありました。そばは細くてするっと食べやすく、十割特有のざらついた力強さよりも、軽やかさが際立っていました。個人的にはもう少しそば感が強い方が好みだけれど、昼間からお酒と合わせるには丁度よかったです。
最高の旅の始まりです!

ならまち散策の道中、赤膚焼の工房「寧屋工房」さんに出会いました。
わたしは人の手で丁寧につくられたものが好きなので、奈良の伝統工芸のひとつである赤膚焼を旅の中で見たいと思っていました。
そっと窓から店内をのぞいてみると、人影はなく一瞬お邪魔するか迷いました。しかし、窓の近くに飾ってあった作品が気になり勇気をだして入店。
赤膚焼のイメージである可愛らしい鹿の絵が描かれた陶器や様々なデザインの陶器が並ぶ中、やっぱりお目当ての作品が気になりました。
奥から出てきた女性に伺ってみると、「燈火器」と呼ばれる照明具で、その方のお父様によって生み出された作品とのこと。丁寧に彫り込まれた模様に内側から灯りが当たって壁に浮かび上がる花模様はとても幻想的でした。
お父様からお嬢様へ。
素晴らしい技と作品が受け継がれていくことに、感動しました。




春日大社の御本社に向かう途中、藤が見頃という言葉に誘われて萬葉植物園へ。
わたしはお花が好きでよく植物園に行くのですが、ここはひと味違いました。萬葉集に詠まれた植物が植栽されていて、それぞれのそばに詠まれた歌が添えられていたんです。その組み合わせはとても興味深く、萬葉集を学んでみようかなという気持ちになりました!
奥へと進んでいくと、お目当ての「藤の園」にたどり着きました。
藤の花といえば、藤の下を歩きながら見上げて鑑賞するイメージでしたが、萬葉植物園では『立ち木造』という形式で庭園づくりがされていました。四方八方を藤に包みこまれるような感覚は、思わず「わぁ…」と声が出るくらいきれいでした。藤だけでこれだけの種類と広さは中々ないんじゃないかと思うくらい、かなり見ごたえがありました。



約2000基の石燈籠が並ぶ参道を進み、御本社へ。
境内は参拝客でにぎわっていましたが、御本社の拝観に入る方は少なく、ゆっくりとまわることができました。
最初に目に入ったのは社頭の大杉です。空に向かってまっすぐのびるその姿に、そっと背中をおされたような気持ちになりました。
回廊には約1000基の釣燈籠が連なり、その中には直江兼続が奉納したものもありました。年3回、境内のすべての燈籠に火が灯る万燈籠という行事があるのですが、藤浪之屋では万燈籠の雰囲気を体験できるようになっていました。暗がりの中で燈籠が静かに輝く光景は、思わず声が漏れるほど美しかったです。
いつか本当の万燈籠を見てみたいと思いました。


わたしが春日大社で心を奪われたのは、親神様の御本社と子神様の若宮神社を結ぶ御間道に並ぶ燈籠でした。
参道へ燈籠を並べる風習は春日大社が始まりとされており、「ここから始まったんだな…」と当時の空気に触れられたような感覚になりました。
若宮神社を抜け紀伊神社へ向かうにつれ、行き交う人はほとんどいなくなり、静寂な空間が、ゆっくりと広がっていきました。
その瞬間、「あ、春日大社にきたな。」という気持ちになりました。
観光客で賑わう空間は活気があってよい。ただ、わたしは木々に包まれやわらかな自然の音が聞こえる空間が好き。そんな自分の好きな空間に改めて気づかされる瞬間でした。


夜は『まんぎょく』さんへ。
趣のある店構え。暖簾をくぐると、どこか懐かしさを覚える香りと歴史を感じる落ち着いた店内が広がっていました。団体のお客様もどこか上品な感じで、少し緊張しながら席に座りました。
芋焼酎と一緒に出てきたのは、ガラスの小鉢に綺麗に盛り付けられたお通し。お通しを食べた瞬間、「あれ…ここめっちゃ美味しいかも」という直感がはたらきました。一品ずつ注文するたびに、「これは本物だ。」と思わされました。
どのお料理も具材の中心まで味がいきわたっているのに、優しい上品な味わい。そして、盛り付けも美しい。
中でも、煮崩れしてないのに中まで味が染み込んで柔らかい肉じゃがは、じゃがいもとにんじんを先に煮て、注文が入ってから牛肉とたまねぎを合わせて火を通すとのこと。丁寧すぎる!
実は、日中の強い日差しにあてられて、夜ご飯はパスしようかと迷っていました。心から来てよかった!お母さん達が元気なうちに、必ずまた行きたい。
朝の東大寺から、旅の締めくくりへ



2日目は朝の6:30に出発。東大寺に向かいながら、興福寺と奈良公園を散策しました。早朝の公園では鹿たちがのんびりとした時間を過ごしていました。
そして、初めて訪れた東大寺は、静けさに包まれていました。
南大門は良い意味で貫禄があり、800年以上もそこにあったという長い歴史を物語っているかのようでした。
門をくぐると、境内の掃除をされている方々がいらっしゃいました。少しお話を聞いてみると、ボランティアに近い団体が交代で担われているそう。価値あるものを守ろうとする人がいるおかげで、美しく現存しているのだと思うと、胸があたたかくなりました。
そして、有名な奈良の大仏様へ。大きさに圧倒されることはもちろんですが、聖武天皇が争いのない平和な世の中を願い造られたと思いながらみると、より感慨深く感じました。




東大寺はもちろん、訪れる価値のある場所です。ただ、せっかくなら一歩足をのばして二月堂と手向山神社にもぜひ行ってほしいです。実は私も行く予定はなくて、存在自体知りませんでした。東大寺を出てたまたま左手に見えた階段が気になって登ってみたらたどり着きました。
二月堂からは、奈良の町が一望できました。景色も素敵ですが、屋根のある階段と大きな提灯に心惹かれました。
その近くの手向山神社は、特別に華やかな場所ではありません。しかし、鳥居をくぐった瞬間に鳥肌が立ちました。理由はわからないけれど、この不思議な感覚がある意味本物なのかもしれない。
気の向くままに歩くことで出会える景色ほど感動するものはないなと改めて実感しました。


チェックアウト後、昨日行列ができていて気になった「中谷堂」さんへ。お店を覗いてみると、そこにはできたてのよもぎ餅が並んでいました。
気づいたら支払いを済ませていました!お餅はほんのりあたたかく、口の中でふわりととろけました。朝からたくさんの人でにぎわっているのも納得の美味しさでした。



商店街のアーケードを抜け、再びならまちへ。またしても、昨日気になった『奈良町にぎわいの家』に立ち寄ってみました。
離れの丸障子、母屋のガラス障子は見惚れてしまうほど美しかったです。縁側でお茶を飲みながらのんびり過ごしたい、そんな空間でした。個人的には格子の家よりもにぎわいの家のほうが好みでした。
ならまちを気の向くままに歩いた後は、柿の葉すしの老舗である『平宗』さんにお邪魔しました。注文した三輪そうめんのセットは、奈良の郷土料理を一度に堪能できる贅沢な一品でした。



旅の最後は、「cafe & bar miroku TERRACE」さんへ。荒池の堤に面した開放的なテラスが魅力のカフェ。
レモングラスティーを片手に、テラス先にふらりと訪れる鹿を眺めながらゆったりと旅の振り返りをしました。目当の鹿のビスケットは品切れだったので、次はビスケットを食べたいな。
旅館江泉



近鉄奈良駅から徒歩約10分。猿沢池のほとりに佇む『旅館江泉』さん。
東大寺をはじめ、春日大社やならまちへのアクセスも良く、観光の拠点にぴったりの立地。旅館までの道もきちんと舗装されていて傾斜もないので、スーツケースを引いていてもスムーズに移動ができました。
館内は清潔感があり、快適に過ごせました。また、大浴場があるので歩き疲れた体をゆっくり癒せるのも嬉しいポイントです。
スタッフの方々の対応も丁寧で、気持ちよく滞在ができました。